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 新型インフルエンザとは、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なるインフルエンザで、一般に国民が免疫を獲得していないことから、全国的で、急速なまん延により、国民の生命および健康に重大な影響を与える恐れがあると認められるものをいいます。  2009年4月に、メキシコで確認された豚由来の新しいインフルエンザ(H1N1)は、旅行者などにより瞬く間に世界中に感染が拡がりました。 現在では、拡大を防止する様々な対応が国際的な連携のもとにとられています。
 しかしながら、過去の新型インフルエンザの経験からも、流行が拡大するにつれて、その治療法が刻々と変化する可能性もあります。 また、ウイルスの変異による病原性の変化や薬剤耐性ウイルスの発生についても注意が必要です。

 今後も、噂話などに惑わされ過度に心配することなどがないように、信頼できる情報を入手し、出来る限りの準備をしていこうという姿勢が肝心です。

 
過去の新型インフルエンザ
 これまでに確認されている新型インフルエンザの例として、スペインインフルエンザ(1918年〜1919年)があります。 世界の人口の実に25〜30%が感染し、四千万人が死亡したと推計されています。 日本でも、2,300万人が感染し、そのうち39万人が死亡したと記録されています。
 スペインインフルエンザでは、世界中での大流行に至るまでに6〜9か月の期間を要したと伝えられていますが、現代社会では、人口の増加、飛行機等の交通機関の発達などから、今日では世界のどこで発生しても、より短期間にウィルスがまん延すると考えられ、国民生活や社会機能の維持に必要な人材の確保が困難になるなど、様々な問題が生じることも想定されています。

 なお、スペインインフルエンザにおいては3回の流行の波がありました。 今後、発生が予想される新型インフルエンザにも同様にも流行の波があり、一つの波が約2か月続き、その後流行の波が2〜3回あると考えられています。
 そのため、一度流行が終わったとしても次の流行に備えて、更なる対策をとる必要があります。

 
新型インフルエンザの症状について
 新型インフルエンザにかかった場合、どのような症状を発症するのか。 そして、新型インフルエンザにかからないようにするためには、どのような点に気をつけたらいいのか、新型インフルエンザの症状と、その予防法について、具体的に見ていきましょう。
 新型インフルエンザの症状は、突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等が代表的なものであり、季節性インフルエンザと類似しています。 ただし、季節性インフルエンザに比べ、下痢などの消化器症状が多い可能性が指摘されています。

 
季節性インフルエンザとの違い
 さて、「新型インフルエンザ」と、毎年流行している「季節性インフルエンザ」とは、どのように違うのでしょうか。

 季節性インフルエンザとは、毎年流行する通常のインフルエンザのことであり、インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。 インフルエンザウイルスが体の中で増え、熱やのどの痛みなどの症状を引き起こします。 症状としては、風邪よりも比較的急速に悪寒、高熱、筋肉痛、全身倦怠感を発症させるのが特徴です。

 季節性インフルエンザと新型インフルエンザとの違いは、症状ではなく、感染力だと言うこともできます。 新型インフルエンザウイルスに対しては、大部分の人間は免疫を持っていないため、通常のインフルエンザと比べて爆発的に感染が拡大し、非常に多くの人に感染することが想定されています。 また同時に肺炎などの合併症を起こし、重症化する可能性も、通常のインフルエンザよりも高くなる可能性があると言われています。

 ほとんどの方は、これまでに一度はインフルエンザにかかったことがあると思いますが、一度かかると、その原因となったウイルスに対して抵抗する力(これを免疫といいます)が高まります。 従来から流行している季節性インフルエンザに対しては、多くの人が既にこの免疫を持っているわけです。

 一方で、2009年の春に発生した新型インフルエンザは、その前年までは一度も流行したことがない新しいウイルスが原因となっています。 そのため、誰もが免疫や、ウイルスに抵抗する力を持たないと考えられています。 このことから、爆発的な感染が心配されているのです。

新型インフルエンザと通常のインフルエンザとの違い
項目
新型インフルエンザ
通常のインフルエンザ
発病
急激
急激
症状
(典型例)
未確定 (発生後に確定)
38℃以上の発熱
咳、くしゃみ等の呼吸器症状
頭痛、関節痛、全身倦怠感等
潜伏期間
未確定 (発生後に確定)
2〜5日
人への感染性
強い
あり (風邪より強い)
発生状況
大流行性 / パンデミック
流行性
致死率 (※1)
未確定 (発生後に確定)
※ アジアインフルエンザ:0.5%
スペインインフルエンザ:2%
0.1%以下
(※1) 致死率 = 一定期間における当該疾病による死亡者数/一定期間における当該疾病の罹患者数

 
新型インフルエンザは季節性インフルエンザよりも重症化しやすいのか?
 新型インフルエンザは、季節性インフルエンザよりも重症化しやすいのでしょうか。 ほとんどの方が軽症で回復していま すが、糖尿病やぜん息などの基礎疾患がある方や、妊婦の方などが重症化する可能性が高いことが懸念されています。
 特に、一部の持病がある方々の場合、治療の経過や管理の状況により、インフルエンザに感染すると重症化するリスクが高いと言われています。

  新型インフルエンザでは「慢性肺疾患(喘息、慢性閉塞性肺疾患=COPDなど)、免疫不全状態(自己免疫疾患など)、慢性心疾患糖尿病肥満妊娠している方重症筋無力症など」の方は重症化しやすいと報告されています。

 次のような持病がある方々は、手洗いの励行やうがいを徹底し、人混みを避けるなど、特に注意してください。 また、周囲の方々も、これらのよりリスクが高い方々に感染させないように配慮するようにしましょう。

慢性呼吸器疾患
慢性心疾患
糖尿病などの代謝性疾患
腎機能障害
ステロイド内服などによる免疫機能不全

 さらに、次に該当する方々についても、インフルエンザが重症化することがあると報告されています。 感染予防を心がけ、かかりつけの医師がいる方は、発症時の対応についても、あらかじめ相談しておきましょう。

妊婦
乳幼児
高齢者

 
新型インフルエンザの感染はどのように広がるのですか
 新型インフルエンザは、ほとんどの方が免疫を持っていないため、通常のインフルエンザに比べて感染が拡大しやすく、多くの人が感染することが考えられます。 それでは、新型インフルエンザの感染はどのように広がるのでしょうか。

 新型インフルエンザの感染経路は、通常のインフルエンザと同様、咳やくしゃみとともに放出されたウイルスを吸い込むことによっておこる飛沫感染と、ウイルスが付着した机やドアノブなどにふれた後に目、鼻、口などに触れることで、粘膜・結膜などを通じて感染する接触感染が考えられています。



我が国における発生段階の区分
発生段階
状態
前段階(未発生期)
新型インフルエンザが発生していない状態
第一段階(海外発生期)
海外で新型インフルエンザが発生した状態
第二段階(国内発生早期)
国内で新型インフルエンザが発生した状態
第三段階
国内で、患者の接触歴が疫学調査で追えなくなった事例が生じた状態

各都道府県の判断
感染拡大期
各都道府県において、入院措置等による感染拡大防止効果が期待される状態
まん延期
各都道府県において、入院措置等による感染拡大防止効果が十分に得られなくなった状態
回復期
各都道府県において、ピークを越えたと判断できる状態
第四段階(小康期)
患者の発生が減少し、低い水準でとどまっている状態
 
新型インフルエンザは、環境中でどれくらい生きていられるのか
 ウイルスは細菌と異なり、生物の体内でのみ増殖するため、体の外では数分間から数時間内でその感染力を失うとされています。 しかし、生物の体外ではどれくらい生存しているのか、といった科学的なデータは確立されていません。

 ただし、通常の季節型インフルエンザウイルスで考えても、宿主となるヒトがいない状況で生き続けることは困難です。 例えば、季節型のインフルエンザウイルスは、飛沫感染(咳・くしゃみをあびる)や接触感染(感染したヒトが触ったドアノブなどを直後に触り、その後に口を触り口腔内に入るなど)で感染します。

 
新型インフルエンザのワクチン
 今回流行が予想される新型インフルエンザウイルスは、その感染力は強いのですが、多くの感染者は発病しても軽症のまま回復しています。 また、タミフル等の治療薬も有効です。 ただし、国民の大多数に免疫がなく、感染が拡大する可能性があることや、糖尿病やぜん息などの基礎疾患がある方や妊婦の方などが重症化する可能性が高いことが懸念されています。

 新型インフルエンザワクチンの接種は、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことと、こうした患者が集中発生して医療機関が混乱することを防ぐことを目的としています。
 そこで、新型インフルエンザのワクチンについて、接種回数や副反応などについて解説します。

 まず、新型インフルエンザワクチンの接種は何回受ければよいのでしょうか。 2009年11月の時点では、以下のように発表されています。

【優先接種対象者】
・ 妊婦の方 … 1回接種
・ 基礎疾患を有する方 … 1回接種
・ 13歳未満の方 … 2回接種
・ 中学生、高校生の年齢にあたる方 … 当面2回接種とし、12月中に判断
・ 65歳以上の方 … 1回接種

 1回目と2回目の接種の間隔は、どのくらいあければよいのでしょうか。 国内産の新型インフルエンザワクチンは、2回接種を行う場合は、1〜4週間の間隔をあけて2回目を接種することとされていますが、免疫効果を考慮すると4週間あけることが望ましいとされています。

 それでは、インフルエンザワクチンでどのような効果が期待できるのでしょうか。 一般的に、インフルエンザワクチンは、重症化を防ぐ効果や発症を防ぐ効果が期待されていますが、感染を防ぐ効果については保証されておらず、新型インフルエンザワクチンについても同様と考えられます。

 「感染」と「発症」の違いですが、新型インフルエンザのウイルスが体内に入ることを「感染」といい、その後に、症状が出た時を「発症 (発病)」といいます。

 新型インフルエンザワクチンは、新型インフルエンザウイルスに対する免疫を付けるために接種しますが、必ずしも感染を防ぐことができるものではありませんので、感染予防はワクチン接種後も重要です。


 では、ワクチンの効果はどのくらい持続するのでしょうか。 これまでの季節性インフルエンザワクチンでは、2回接種した成績によりますと、2回目の接種から1〜2週後に抗体が上昇し始め、1カ月後までにはピークに達し、3〜4カ月後には徐々に低下傾向を示します。したがって、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種後2週から5カ月程度と考えられており、新型インフルエンザワクチンでも同程度と考えられます

 
新型インフルエンザワクチンの注意点
 新型インフルエンザワクチンの接種を受けることが適当でない人や接種時に注意が必要な人もいます。 それはどういった方々なのでしょうか。

【予防接種を受けることが不適当と考えられる方】

 基本的に季節性インフルエンザワクチンと同様、以下のように考えられます。

(1) 明らかに発熱している方
(2) 重い急性疾患にかかっている方
(3) 接種を行う新型インフルエンザワクチンの成分によってアナフィラキシーショックを起こしたことがある方
(4) その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方

【接種の判断を行うに際し、注意を要する方】

 次のいずれかに該当する場合は、健康状態や体質などから接種の適否などを慎重に判断し、注意して接種します。

(1) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する方
(2) 以前の予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を起こしたことがある方
(3) 過去にけいれんの既往のある方
(4) 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
(5) 気管支喘息のある方
(6) 接種を行う新型インフルエンザワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを起こすおそれのある方


 新型インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応にはどのようなものがあるのでしょうか。 季節性インフルエンザワクチンの場合、比較的頻度が高い副反応としては、接種した部位(局所)の発赤(赤み)・腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)などがあげられます。 また、全身性の反応としては、発熱頭痛悪寒(寒気)、倦怠感(だるさ)などが見られます。 さらに、まれに、ワクチンに対するアレルギー反応(発疹、じんましん、発赤(赤み)、掻痒感(かゆみ))が見られることがあります。

 接種局所の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)は、接種を受けられた方の10〜20%に起こりますが、通常2〜3日で消失します。 全身性の反応は、接種を受けられた方の5〜10%にみられ、通常2〜3日で消失します。

 その他に、非常に重い副反応の報告がまれにありますが、ワクチン接種との因果関係は必ずしも明らかではありません。 今回の新型インフルエンザワクチンも程度の問題はありますが、同様の副反応が予想されます。

 インフルエンザワクチンで著しい健康被害が発生した場合は、どのような対応がなされるのでしょうか。 今回の新型インフルエンザのワクチン接種に伴い、予防接種を受けた方に健康被害が発生した場合の救済については、現在は医薬品副反応機構法に基づく救済措置の対象となります。 また、現行の予防接種法に基づく季節性インフルエンザの定期接種に関する措置を踏まえて必要な救済措置を講じることができるように、現在法案が国会に提出されています。

 
ワクチンの接種には、優先順位はありますか?
 特に重症化が懸念される人々(ハイリスク群)については、優先的なワクチン接種の対象とされています。 なお、心配されるリスクはそれぞれ異なりますので、以下に、気をつけるべき点について、詳しく解説していきます。

【妊婦】
 妊婦へのワクチン接種で、まず心配となるのは、おなかの胎児への影響です。 現在までのところ、妊娠初期にインフルエンザワクチンの接種を受けたことによる流産や、先天異常の発生頻度が高くなったという報告はありません。
 なお、新型インフルエンザワクチンには、保存剤が添加されているものと添加されていないものがあり、希望される妊婦の方は、保存剤の添加されていないワクチンを接種することができます。

【乳幼児】
 現時点では、小児、とくに幼児が新型インフルエンザに感染した場合は、入院率は高いものの、死亡に至るリスクは高くないとされています。 一方で、インフルエンザウイルス感染に伴う発熱の後、急速に神経障害・意識障害に至る、乳幼児のインフルエンザ脳症なども報告されているので、油断は禁物です。

 インフルエンザ脳症とは、インフルエンザ発病後、急に病状が悪くなる病気で、主に5才以下の乳幼児が発症します。 その初期にはインフルエンザの症状に加え、以下の症状が見られます。

(1) 呼びかけに答えないなどの意識障害
(2) 意味不明の言動
(3) 持続性のけいれん

 このような症状が見られた際には、速やかに医療機関を受診して下さい。 また、強い解熱剤により、インフルエンザ脳症がより重症化する場合があるため、解熱剤の使用はかかりつけの医師に相談して用いましょう

【高齢者】
 厚生労働省は、65歳以上の高齢者を、新型インフルエンザウイルスの優先的な接種対象としています。 新型インフルエンザ対策推進本部より、2009年11月に発表された「新型インフルエンザの発生動向」によると、高齢者が感染した場合には、季節性インフルエンザと同様に死亡するリスクが高いとされています。
 そのため、高齢者施設等のようにインフルエンザに罹患した場合の高危険群の者が多く入所している施設においては、施設内にインフルエンザウイルスが持ち込まれないようにすることが重要です。



これらの情報は、「厚生労働省ホームページ」新型インフルエンザ関連情報を参考に作成いたしました。

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