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ア行カ行サ行タ行ナ行ハ行マ行|ヤ行|ラ行|ワ行
<ア行>
RSウイルス感染症  RSウイルス(respiratory syncytial virus)による急性呼吸器感染症である。 乳児期の発症が多く、特徴的な病像は細気管支炎、肺炎である。

 2日〜1週間(通常4〜5日)の潜伏期間の後に、初感染の乳幼児では上気道症状(鼻汁、咳など)から始まり、その後下気道症状が出現する。 38〜39℃の発熱が出現することがある。 25〜40%の乳幼児に気管支炎や肺炎の兆候がみられる。
 1歳未満、特に6か月未満の乳児、心肺に基礎疾患を有する小児、早産児が感染すると、呼吸困難などの重篤な呼吸器疾患を引き起こし、入院、呼吸管理が必要となる。
 乳児では、細気管支炎による喘鳴(呼気性喘鳴)が特徴的である。 その後、多呼吸、陥没呼吸などの症状あるいは肺炎を認める。
 新生児期あるいは生後2〜3か月未満の乳児では、無呼吸発作の症状を呈することがある。
 再感染の幼児の場合には、細気管支炎や肺炎などは減り、上気道炎が増える。 中耳炎を合併することもある。
悪性黒色腫  悪性黒色腫とは、皮膚に発生する皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)の一種であり、極めて悪性度が高い。 なお、皮膚の色と関係するメラニン色素を産生する皮膚の細胞をメラノサイトと呼び、悪性黒色腫はこのメラノサイト、あるいは母斑細胞(ほくろの細胞)が悪性化した腫瘍と考えられる。 (黒色腫、またはメラノーマと呼ばれることもある。)

 手のひらや足の裏、爪の裏側、口の中などに発生することが多く、リンパ節転移をする可能性が高いため、従来の治療はリンパ節郭清を行っていたが、近年ではリンパ節生検を行い、転移の有無を調べている。
アシネトバクター
(多剤耐性アシネトバクター)
 アシネトバクター属菌とは、緑膿菌等と同様にブドウ糖非発酵性のグラム陰性桿菌に属する細菌である。元来は、自然環境中や住環境中の 湿潤箇所からしばしば検出されるが、非侵襲性の細菌であり、健常者には通常は無害な細菌である。
 従来は多くの抗菌薬で治療が可能であったが、近年、各種の抗菌薬に耐性を獲得した多剤耐性株が散見されるようになり、一部で院内感染症の原因となることが問題となっている。アシネトバクター・バウマニは、臨床的に最も多く遭遇する菌種である。
 対策としては、日常的な医療環境の衛生管理の実施と標準予防策の励行、接触感染予防策の徹底、病院内の湿潤箇所特に人工呼吸器 の衛生管理と消毒などに留意する必要がある。

⇒ アシネトバクターに関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)
陰圧室  陰圧室とは、病原体(ウィルス、病原菌や細菌など)が外へ漏れるのを防ぐために、室外よりも気圧を低くした病室のことである。
 もともとは、ウィルスが原因となる病気の治療用途のために開発されたものである。感染症の二次感染リスクを低減させる目的のために用いられる。
(関連語:陽圧室)

陰圧室に関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)
陰圧テント
(エアーテント)
 陰圧テントとは、テント内に専用の装置(空気清浄機)を設置することで、テント内部を陰圧状態に保つことを可能とするものである。
 テントの内部の気圧を、外部よりも低い陰圧に保つことにより、汚染された空気を外部に漏らさずにテント内部にとどめるため、感染拡大を防止する目的に用いられる。

陰圧・陽圧  陰圧・陽圧とは、周囲(外部)と比較したときの相対的な圧力の表現であり、周囲より圧力が高い場合を陽圧、低い場合は陰圧という。

陰圧・陽圧に関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)
インジゴカルミン
(インディゴカルミン)
 インジゴカルミンは、臨床検査用試薬(腎機能検査用薬)に使用される。 乳癌、悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定に使用される。

インジゴカルミンに関する商品の紹介はこちら (ガンマ・ファインダ−U)
インドシアニングリーン
(ジアグノグリーン)
 インドシアニングリーンは、臨床検査用試薬(肝・循環機能検査用薬)に使用される。 乳癌、悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定に使用される。

インドシアニングリーンに関する商品の紹介はこちら (ガンマ・ファインダ−U)
インフルエンザ  インフルエンザウイルスを原因とする呼吸器感染症である。
 おおむね1〜4日(最長7日)を潜伏期間とし、発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛などを呈する。 嘔吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、通常のかぜに比べ全身症状が強く出やすいことを特徴としている。
 患者の多くは軽症で回復しているが、一部重症化する例や亡くなる方も報告されている。
 喘息など慢性の呼吸器疾患のある方、心疾患のある方、糖尿病の方、免疫不全の方、妊娠中の方などは重症化しやすいとされ、二次的な細菌感染による肺炎などを呈することがある。

 インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型がある。 C型もヒトに感染するが流行は起こりにくいとされている。
 ヒトの間で流行するのは、AH1pdm09(2009年に流行した新型インフルエンザウイルス)・AH1N1(ソ連型)・AH3N2(香港型)・B型の4タイプである。
インフルエンザ脳症  インフルエンザ脳症は、インフルエンザ発病後急に病状が悪くなる病気で、主に5才以下の乳幼児がかかる。
 その初期にはインフルエンザの症状に加えて、
 (1)呼びかけに答えないなどの意識障害
 (2)意味不明の言動
 (3)持続性のけいれん
などの症状が現れる。
ウィルス  遺伝情報である核酸とそれを保護するタンパク質からなる最も構造の簡単な微生物の一種。 ウィルスの大きさは数十〜数百nm(1nm=10億分の1m)で、最小の生物といわれている。
 ウィルスはそれ自身では増殖することができず、他の生物(ヒトを含む動物・植物・細菌)に感染し、その細胞中のタンパク質合成やエネルギーを利用してはじめて増殖できる。

※ ウィルスが原因で起こる感染症と原因ウィルス
 ・風疹(風疹ウィルス) ・麻疹(麻疹ウィルス) ・インフルエンザ(インフルエンザウィルス)
 ・水痘(水痘ウィルス) ・SARS(SARSコロナウィルス)
腋窩リンパ節  腋窩リンパ節とは、腋窩(えきか:脇の下のくぼみ)領域のリンパ節のことで、乳房からのリンパ路が流れ込む。
オゾン オゾンは3つの酸素原子からなる分子(O3)。
 オゾンは比較的古く、1840年ドイツの化学者シェーンバインにより発見され、その名前はギリシャ語の「におうもの(Ozein)」に由来するといわれ、名前の通り独特な刺激臭に特徴がある。

 オゾンは、雷の放電や太陽の紫外線などによって生成され、空気中にも微量だが存在する。
 オゾンの特徴は強い酸化力を持つことで、工業的には無声放電、電解、沿面放電、紫外線照射等の方法で濃度の高いオゾンを発生させる。
 その優れた酸化力を利用して、水や空気の浄化・殺菌、脱色、有機物除去等広い分野に利用されている。

<カ行>
核医学  放射性同位元素(Radioisotope)を用いてがんなどの診断や治療および病気が起こる仕組み等の解明を行うことである。
簡易陰圧装置  簡易陰圧装置とは、一般病室に装置を据え、簡易的なダクト工事のみで、その病室を簡易的な陰圧室に変えることを可能とする装置のことである。

陰圧室に関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)
ガンマ線(γ)  原子核から放出される電磁波(電波、光、X線と同じ種類)の一種。
 励起状態にある原子核がより安定な状態に移るとき、または粒子が消滅するときに生ずる電磁波。
 その波長は10-12〜10-14m、エネルギーにして0.01〜100MeV 程度である。γ線は核壊変あるいは核反応に付随して放出され、核種に固有な一定のエネルギーを持つ。一回の壊変で二種類以上のγ線を出す核種もある。
 原子核に基因するのがγ線であり、原子に基因するのはX線である。
 γ線は透過力が強く、一般に鉛で遮蔽する。検出にはGM計数管、シンチレーションカウンター、電離箱等が用いられる。
ガンマプローブ  ガンマプローブとは、身体または組織中において、ラジオアイソトープから発生するガンマ線の検知及び線量測定を可能にする装置のこと。

ガンマプローブに関する商品の紹介はこちら (ガンマ・ファインダ−U)
キュリー(Ci)  放射性物質が放射線を出す能力を表す単位。
 SI単位系導入以前の単位。
 1Bq(ベクレル)の3.7×1010倍の放射能。
 (1Ci(キュリー)=3.7×1010Bq(ベクレル)=37GBq(ギガベクレル))
 フランスの物理学者キュリー夫妻の名前に由来する。
結核  結核とは、結核菌群(Mycobacterium tuberculosis complex、ただしMycobacterium bovis BCGを除く)による感染症である。

 感染は主に気道を介した飛沫核感染による。 感染源の大半は喀痰塗抹陽性の肺結核患者であるが、ときに培養のみ陽性の患者、まれに菌陰性の患者や肺外結核患者が感染源になることもある。 感染後数週間から一生涯にわたり臨床的に発病の可能性があるが、発病するのは通常30%程度である。 若い患者の場合、発病に先立つ数ヶ月〜数年以内に結核患者と接触歴を有することがある。

 感染後の発病のリスクは感染後間もない時期(とくに1年以内)に高く、年齢的には乳幼児期、思春期に高い。 また、特定の疾患(糖尿病、慢性腎不全、エイズ、じん肺等)を合併している者、胃切除の既往歴を持つ者、免疫抑制剤(副腎皮質ホルモン剤、TNFα阻害薬等)治療中の者等においても高くなる。
多くの場合、最も一般的な侵入門戸である肺の病変として発症する(肺結核)が、肺外臓器にも起こりうる。 肺外罹患臓器として多いのは胸膜、リンパ節、脊椎・その他の骨・関節、腎・尿路生殖器、中枢神経系、喉頭等であり、全身に播種した場合には粟粒結核となる。
 肺結核の症状は咳、喀痰、微熱が典型的とされており、胸痛、呼吸困難、血痰、全身倦怠感、食欲不振等を伴うこともあるが、初期には無症状のことも多い。
空気感染  空気感染とは、咳やくしゃみなどで体内から飛散した飛沫核 (5μm以下、落下速度0.06〜1.5cm/sec) によって感染源が伝播し、感染に至ることである。 飛沫核は空中に浮遊し続け、空気の流れにより、さらに飛散する。 代表的なものに、結核、麻疹、水痘などがある。
 防止対策としては、空気予防策(陰圧室などの空調管理)が必要となる。

空気感染に関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)
口蹄疫  口蹄疫とは、口蹄疫ウィルスが原因で、偶蹄類の家畜 (牛、豚、山羊、緬羊、水牛など) や、野生動物 (ラクダやシカなど) がかかる病気のこと。 感染した場合には、発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができたりする症状が特徴的にみられる。

 口蹄疫に感染すると、子牛や子豚では死亡することもあるが、成長した家畜では死亡率が数%程度といわれている。 しかし、偶蹄類動物に対するウイルスの伝播力が非常に強いため、他の偶蹄類動物へ感染させないようにするための措置が必要である。
個人防護具
(PPE)
Personal protective equipment
 個人防護具とは、粘膜、皮膚、衣類が感染性微生物に接触するのは防ぐために、単独また組み合わせて用いるさまざまなバリアのこと。
 PPEには手袋,マスク, ゴーグル,フェイスシールド,ガウンが含まれる。

<サ行>
SARS
Severe Acute Respiratory Syndrome
 SARSとは、SARSコロナウイルスの感染による重症急性呼吸器症候群である。

 多くは2〜7日、最大10日間の潜伏期間の後に、急激な発熱、咳、全身倦怠感、筋肉痛などのインフルエンザ様の前駆症状が現れる。
 2〜数日間で呼吸困難、乾性咳嗽、低酸素血症などの下気道症状が現れ、胸部CT、X線(レントゲン)写真などで肺炎像が出現する。
 肺炎になった者の80〜90%が1週間程度で回復傾向になるが、10〜20%がARDS(Acute Respiratory Distress Syndrome)を起こし、人工呼吸器などを必要とするほど重症となる。致死率は10%前後で、高齢者及び基礎疾患のある者での致死率はより高い。
細菌(バクテリア)  膜のない原核生物に属する単細胞の微生物の一種。

 細菌の大きさは0.1〜数μm(1 μm=100万分の1 m)で、球状・桿状・らせん状などの形態。 二分裂を繰り返して増殖し、一部のものは芽胞をつくる。 広く生態系の中で物質循環に重要な役割を果たす。

※ 細菌が原因で起こる感染症と原因菌
 ・結核(結核菌) ・コレラ(コレラ菌) ・細菌性赤痢(赤痢菌) ・破傷風(破傷風菌)
 ・腸管出血性大腸菌感染症(病原性大腸菌O157)
殺菌  殺菌とは、人に有害な微生物(細菌、ウィルスなど)を死滅させる手段。 加熱によるものや薬剤(次亜塩素酸ナトリウム、エタノールなど)によるものがある。
シーベルト(Sv)  放射線による人体への影響度合いを表す単位。
 放射線防護の領域で用いられている線質係数Qを考慮した吸収線量のことを線量と呼び、Svで表す。
 スウェーデンの物理学者シーバートの名前に由来する。
紫外線  紫外線とは、人間の目に見える光より波長の短い100〜400nm(ナノメートル。1nmは1mmの100万分の1)の光で、A領域紫外線(UV-A、315〜400nm)、B領域紫外線(UV-B、280〜315nm)、C領域紫外線(UV-C、100〜280nm)に分けられる。
 太陽紫外線のうち、最も有害なUV-Cは大気中の酸素分子とオゾンによって吸収され地表には届かない。一方、UV-Aはオゾンの影響をほとんど受けず、UV-Bはオゾンによる吸収を受け地表にその一部が届くため、成層圏オゾン層破壊に伴う増加が懸念されている。
 成層圏オゾンが1%減少した場合、約1.5%増加するといわれている。
消毒  消毒とは、対象とする微生物を、感染症を惹起しえない水準まで殺滅又は減少させる一定の抗菌スペクトルを持った処理方法である。
除菌  除菌とは、食品や器具などから微生物を除去する手段のことである。 代表的なものには、ろ過(フィルター)や洗浄(洗剤)を用いるものがある。
除染  除染とは、化学的又は物理的な手段で汚染物質を取り除くこと。
新型インフルエンザ  新型インフルエンザとは、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なるインフルエンザのことである。 既知のインフルエンザとは異なり、一般に国民が免疫を獲得していないことから、全国的かつ急速なまん延により国民の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるもののことをいう。

 2009年に、メキシコや米国等で確認された新しいインフルエンザ(H1N1)を、感染症法第6条第7号に規定する新型インフルエンザ等感染症に位置づけ、感染の拡大を防止する様々な対応が、国際的な連携のもとに始められている。

新型インフルエンザについての解説ページはこちら
新型インフルエンザ等対策特別措置法 新型インフルエンザ等対策特別措置法とは
 病原性が高い新型インフルエンザや同様な危険性のある新感染症に対して必要な法制を整えておく必要がある為、政府行動計画等の策定、政府対策本部の設置等の措置、さらに新型インフルエンザ等緊急事態における特別な措置を定め、もって国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるようにすることを目的として制定、平成24年5月11日に公布された。

新型インフルエンザについての解説ページはこちら
スズコロイドTc-99m  スズコロイドTc-99mは、肝脾疾患の診断及び乳癌、悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィに使用される。

スズコロイドTc-99mに関する商品の紹介はこちら (ガンマ・ファインダ−U)
センチネルリンパ節
(SLN)
 センチネルリンパ節とは、体内のリンパ節のうち、最初にがん細胞がたどり着くリンパ節のことである。
 がんのリンパ節転移は、まず最初にセンチネルリンパ節におこる。 そのため、がんのリンパ節への転移を見張っているという意味で、「見張りリンパ節」や 「前哨リンパ節」とも呼ばれている。
センチネルリンパ節生検
(センチネルリンパ節生体検査)
 センチネルリンパ節生検とは、色素、あるいはアイソトープなどを用いてそのリンパ節を同定・生検し、その転移の有無を病理組織学的に診断するものであり、領域リンパ節全体における転移の有無を判断できる。
 センチネルリンパ節生検は、摘出するリンパ節の個数が1〜2個と少なく、従来のリンパ節郭清に比べて手術的に低侵襲であり、合併症も少ないというメリットがある。

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<タ行>
多剤耐性微生物
(MDRO)
Multidrug-resistant organism
 多剤耐性微生物とは、一般的に、1つ以上のクラスの抗菌薬に耐性であるが、通常は1つまたは2つの抗菌薬製品を除き、すべての抗菌薬に耐性な細菌のこと。
(MRSA,VRE,基質拡張型β-ラクタマーゼを産生しているグラム陰性桿菌[ESBL]または本来的に耐性のグラム陰性桿菌)
テクネフチン酸
 テクネフチン酸は、肝脾シンチグラムによる肝脾疾患の診断及び乳癌、悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定及びリンパシンチ グラフィに使用される。

テクネフチン酸に関する商品の紹介はこちら (ガンマ・ファインダ−U)
鳥インフルエンザ
※ 鳥インフルエンザ
「H5N1」を除く
 鳥インフルエンザとは、トリに対して感染性を示すA型インフルエンザウイルス(H5N1亜型を除く)の、ヒトへの感染症である。 鳥インフルエンザウイルスに感染した家禽などからヒトへウイルスが感染することがごくまれに起こる。

 H5、H7、H9亜型ウイルスのヒトへの感染が報告されており、1997年の香港でのA/H5N1、2003年オランダでのA/H7N7による事例では、ヒトからヒトへの感染伝播も起こったと報告されている。
 鳥インフルエンザウイルスのH5、H7亜型の感染例では、潜伏期間は通常のインフルエンザと同じく1〜3日と考えられており、症状は突然の高熱、咳などの呼吸器症状の他、下痢、重篤な肺炎、多臓器不全などの全身症状を引き起こす重症例もある。
 A/H7N7亜型ウイルスの感染では結膜炎を起こした例が多い。
 香港などで数例報告されているA/H9N2亜型ウイルスによる感染では、発熱、咳等の通常のインフルエンザ様症状を呈したと報告されている。
鳥インフルエンザ
(H5N1)
 鳥インフルエンザ(H5N1)とは、A型インフルエンザウイルス(H5N1)の鳥からヒトへの感染による急性気道感染症である。
 潜伏期間は概ね2〜8日であり、症例の初期症状の多くが、高熱と急性呼吸器症状を主とするインフルエンザ様疾患の症状を呈する。 下気道症状は早期に発現し、呼吸窮迫、頻呼吸、呼吸時の異常音がよく認められ、臨床的に明らかな肺炎が多く見られる。
 呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急性窮迫性呼吸症候群(ARDS)の臨床症状を呈する。
 死亡例は発症から平均9〜10日(範囲6〜30日)目に発生し、進行性の呼吸不全による死亡が多く見られる。

<ナ行>
二酸化塩素  二酸化塩素(chlorine dioxide)とは、塩素酸化物の一つであり、化学式 ClO2 で表される無機化合物である。
 酸化作用を持つため、ウイルス、細菌、真菌(カビ)に直接働き、その構造を変化させて除菌する。
乳癌  乳癌(乳がん)とは、乳腺組織の乳腺腺房(小葉)細胞あるいは乳管細胞が悪性化した腫瘍のこと。 乳房の中にあり、母乳を作る「小葉組織」・母乳を乳首まで運ぶ管「乳管組織」から発生する悪性腫瘍である。 その約90%は乳管から発生する乳管がんで、10%は「小葉がん」である。
  乳管や小葉で発生した癌細胞は、乳管の周りの死亡などの組織まで影響する。約10%は乳管内に留まり、「非湿潤がん」といわれ、乳管や小葉を破壊し、周りの脂肪などの組織まで癌細胞が広がった場合、「湿潤がん」となる。
ノロウィルス  ノロウイルスとは、ヒトに対して嘔吐、下痢などの急性胃腸炎症状を起こす感染症の原因となるウィルスの一種である。 その多くは、数日の経過で自然に回復する。 季節的には秋口から 春先に発症者が多くなる冬型の胃腸炎、食中毒の原因ウイルスとして知られている。 ヒトへの感染経路は、主に経口感染(食品、糞口)である。

 感染者の糞便・吐物および、これらに直接または間接的に汚染された物品類、そして食中毒としての食品類(汚染されたカキあるいはその他の二枚貝類の生食、あるいは加熱不十分な調理での喫食、感染者によって汚染された食品の喫食、その他) が、感染源の代表的なものとして挙げられる。
 ヒトからヒトへの感染経路として、ノロウイルスが飛沫感染、あるいは比較的狭い空間などでの空気感染によって感染拡大したとの報告もある。
NDM-1
(ニューデリー・メタローβ-ラクタマーゼ1産生多剤耐性菌)
 NDM1とは、カルバペネムなどほぼ全てのβ-ラクタム系抗菌薬や、フルオロキノロン系、アミノ配糖体系など広範囲の抗菌薬に多剤耐性を示す細菌。 インドやパキスタンが発生源とみられ、ほとんどの抗生物質が効かない新種の細菌で、「NDM1」と名付けられた遺伝子をもつ。
 NDM-1は、人の腸管に定着しやすい大腸菌や肺炎桿菌において多く見つかるという特徴があり、院内感染症や術後感染症の 起因菌だけでなく、尿路感染症などを引き起こす新型の多剤耐性菌として、市中に広がる可能性も懸念されている。
 対策は、NDM-1が検出された患者は、個室管理とし、標準予防策、接触感染予防策を励行し、他の患者に伝播しないよう感染 予防対策を実施する。

⇒ NDM1に関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)

<ハ行>
飛沫感染  飛沫感染とは、咳やくしゃみなどで飛散した飛沫粒子(5μm以上、落下速度30〜80cm/sec)によって感染源のウィルスなどが伝播し、感染に至ること。 飛沫粒子は通常、半径1m以内に床に落下し、空中に浮遊し続けることはない。
 飛沫感染により感染が拡大する代表的なものには、インフルエンザ、風疹、おたふくかぜなどが挙げられる。
標準予防策  標準予防策とは、すべての患者に対して適用される基本的な感染対策を指す。医療従事者が手によって感染性微生物を患者に持ち運んだり、患者ケアに用いた器具を介して感染性微生物を移動させないようにして、患者を守ることを意図したもの。

@血液・体液・分泌物(汗を除く)・排泄物などに触れることが予想される場合は、手袋を着用する。
A血液・体液・分泌物(汗を除く)・排泄物などの飛散が予想される場合は、飛散の程度と部位に応じて、サージカルマスク、目の防護具(フェイスシールド  またはゴーグル)、ガウンを適宜着用する。
B血液・体液・分泌物(汗を除く)・排泄物などで汚染された器具・器材は適切に洗浄あるいは消毒してから次の患者に使用する。
C咳・発熱などの呼吸器感染症を有する患者の診察においては、全ての医療機関で「呼吸器衛生・咳エチケット」を実施する。

⇒ 標準予防策に関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)
風しん (風疹)  風しんとは、風しんウイルスによる急性熱性発疹性疾患である。
 飛沫感染により感染し、潜伏期は通常2〜3週間であり、冬から春に流行する。

 症状は、小紅斑や紅色丘疹、リンパ節腫脹(全身、特に頚部、後頭部、耳介後部)、発熱を三主徴とする。
 リンパ節腫脹は発疹出現数日前に出現し、3〜6週間で消退する。発熱は38〜39℃で、3日程度続き、皮疹も3日程度で消退する。脳炎、血小板減少性紫斑病を合併することがある。
 妊婦の風しんウイルス感染が、先天性風しん症候群の原因となることがある。
ベクレル(Bq)  放射性物質が放射線を出す能力を表す単位。
 現在の世界標準となっている。
 単位時間あたりに放射性核が崩壊する数が放射能で、1Bqは1秒間に1個の核が壊変する放射能。
フランスの物理学者ベクレルの名前に由来する。
HEPAフィルター  HEPAフィルターとは、空気中に含まれる微細なホコリ(花粉、ハウスダスト、カビなど)を集塵し、取り除くために利用する高性能のフィルターのこと。 高性能空気清浄機やクリーンルームのフィルターなどに採用されている。
 HEPAフィルターの性能は、日本工業規格(JIS規格)にて「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」として定義されている。
(JIS Z8122: コンタミネーションコントロール用語)

HEPAフィルターに関する商品の紹介はこちら (陰圧装置 ACE-5000)

<マ行>
マイコプラズマ肺炎
 マイコプラズマ肺炎とは、Mycoplasma pneumoniae の感染によって発症する肺炎である。
 好発年齢は、6〜12歳の小児であり、小児では発生頻度の高い感染症の一つである。
 潜伏期は2〜3週間とされ、飛沫で感染する。 異型肺炎像を呈することが多い。
 頑固な咳嗽と発熱を主症状に発病し、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されている。
麻しん(はしか)
 麻しんとは、麻しんウイルスによる急性熱性発疹性疾患である。
 ヒトからヒトへの空気感染(飛沫核感染)の他に、さらに、飛沫感染、接触感染など様々な感染経路で感染する。
 潜伏期は通常10〜12日間であり、症状はカタル期(2〜4日)には38℃前後の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血、眼脂、羞明などであり、熱が下降した頃に頬粘膜にコプリック斑が出現する。
 発疹期(3〜4日)には一度下降した発熱が再び高熱となり(39〜40℃)、特有の発疹(小鮮紅色斑が暗紅色丘疹、それらが融合し網目状になる)が出現する。  発疹は耳後部、頚部、顔、体幹、上肢、下肢の順に広がる。
 回復期(7〜9日)には解熱し、発疹は消退し、色素沈着を残す。肺炎、中耳炎、クループ、脳炎を合併する場合がある。
 麻しんウイルスに感染後、数年から十数年以上経過してSSPE(亜急性硬化性全脳炎)を発症する場合がある。
 なお、上記症状を十分満たさず、一部症状のみの麻しん(修飾麻しん)もみられることがある。 これはワクチンによる免疫が低下してきた者に見られることが多い。
滅菌
 滅菌とは、すべての微生物を対象として、それらをすべて殺滅又は除去する処理方法。

<ラ行>
ラジオアイソトープ
(放射性同位元素)
 アイソトープとは化学的性質が同じで、原子核内に同数の陽子を持つが中性子数の差で質量が違う元素のこと。 同位体、同位元素とも呼ぶ。
 アイソトープのなかで放射線を出すものをラジオアイソトープという。
 ラジオは「放射性の」を、アイソトープは「同位元素」を示す言葉。
 「放射性同位元素」または「放射性核種」と呼ぶ。
ラジオアイソトープ法
(RI法)
 ラジオアイソトープ法とは、患者にラジオアイソトープで標識した(目印をつけた)「放射性医薬品」を投与し、投与された放射性医薬品が、目的とする臓器や組織に集まったところを、ガンマ線を検出するガンマプローブで確認するという検査方法である。
 手術の前日に、微量の放射性物質を含む薬剤を乳腺に注射し、手術中に放射線を検知できる器械(ガンマプローブ)を用い、その薬剤を取り込んだリンパ節を取り出し、検査を行う。
リンパ節郭清  リンパ節郭清とは、悪性腫瘍のリンパ行性転移に対する処置として、リンパ節を切除する外科的治療法のことである。
 リンパ節には多くのリンパ球が集まっており、リンパ液の中の異物や病原体、毒素などが濾過されて取り除かれている。
 乳房に最も近いわきの下にもリンパ節が約30個位あり、乳管の外に広がった浸潤がんの場合、リンパ液の流れに乗って、わきの下のリンパ節にたどり着いたがん細胞が、全身に転移する危険性があるため、これを防ぐために、手術の際に、わきの下のリンパ節の切除を行う。


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